吹田ジュニアオケブログ
2020年11月
2020.11.24
しまなみジュニアオケの定期に参加 ♪
楽器を奏でられる幸せ・仲間がいる喜び
11月23日(月・祝)広島県尾道市で活動する「しまなみジュニアオーケストラ」の第4回定期演奏会に吹田ジュニアオーケストラから3名のメンバーが参加させていただきました。数年前から金関先生が指導者の1人として関わっておられることから実現した音楽交流で、吹田ジュニアオーケストラは実はこの「しまなみジュニア」やゴールデンウイークに開催される「しまなみ音楽学校」の姿に魅了されてできた団体でもあります。それゆえに、毎回刺激を受けること、学ぶべきことがいっぱい。
今回の定期演奏会は、母体であるしまなみジュニアの子どもたちが、楽器を持って間もない年少のお友だちからコンマス・コンミスを務める高1のお兄さん、お姉さんまで総勢24名、そこにOBや姉妹オケの広島ジュニアオーケストラ、そして、吹田ジュニア、大人の演奏協力者に加え、地元尾道学園音楽部から弦のみならず管打楽器も加わり総勢70名程のフルオーケストラになり、前半は弦楽アンサンブルでパッヘルベル『カノン』やコンサート会場である因島にちなんで『みかんの花咲く丘』レスピーギの『リュートのための古風な舞曲とアリア』から“イタリアーナ” “シチリアーナ”などを、後半は金関先生の指揮&フルオケでビゼーの『カルメン組曲』より抜粋で演奏しました。
曲想も手伝いフルオケになると圧巻で、前半のしっとりした雰囲気から後半は冒頭からの大サウンドに舞台も客席も興奮と緊張の渦に巻かれます。今回初参加だった小3のSくん親子…お母様のHさんは前半の『みかんの花咲く丘』が鳴り出した瞬間、涙が止まらなかったそうです。
親は普段の練習にヤイヤイ言いながら付き合い、本番になると舞台に送り出したあとはもう何もできず、あとは子どもに任せるしかないのですよね。ちゃんと弾けるだろうか、シャツが出ていないだろうか、舞台上で足をブラブラさせないだろうか、譜面落としたり入場する時にコケたり…色々考えすぎて不安しかないのですが、子どもって凄い!周りに助けてもらいながらいつの間にか舞台マナーまで身に付けて必死に真剣に演奏する…そんな姿に胸が締め付けられ自然と涙が流れます。子どもの大きな成長を一番強く感じられる瞬間ではないでしょうか。
このしまなみジュニアオーケストラはとにかく雰囲気が良く、指導者の小島ファミリーをはじめ、保護者の皆さんの積極的で温かい運営、子どもたちのフレンドリーな様子、しまなみ海道のロケーション全てが理想的な雰囲気を醸し出します。若手指導者の小島燎さん(彼の演奏は完璧!素晴らしいっ!)がこの定期に寄せられたエッセイの中に、
~ しまなみジュニアでは、演奏家として世界をまたにかけて活躍するような人材を育てよう、というようなことは第一には考えておりません。楽器の演奏技術の優劣ではなく、集まることの喜び、上手でなくてもいいからお互いのいいところを出し合う、足りないところは補い合う、困難にぶつかったらみんなで協力する、そんなチームプレイの素晴らしさを少しでも合奏を通じてわかってくれたらな、と思っております。 ~
と綴っておられます。
今回吹田ジュニアのメンバーも参加させていただき一緒に演奏させていただいたことは彼・彼女たちにとっては他に代えられない経験で、楽器を奏でられるということは、どこに行ってもこんなに素晴らしい可能性に満ちていることを本当に羨ましく思います!
しまなみジュニアの素敵な皆さま、今回も仲間に入れてくれて本当にありがとう!!!
晩秋の夕日と紅葉に色付くしまなみ海道をあとに、息子よ…この環境や経験がどんなに贅沢なことなのか分かってる?!もっとちゃんと練習してよね!…純粋な感動から日常生活に早くも引き戻され毒づいてしまう一母親なのでした。
定期演奏会の様子がNHK広島で放送されたり、中国新聞に載ったそうです♪ | |
パンフレットに「吹田ジュニアオーケストラ」と書いてくださいました。Thanks ! |
本番の朝、ホール前の海辺で練習をするIちゃんとSくん。向こうではおじさんたちが当たり前に釣りを。
しまなみならではの絵になる風景に感動!
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・演奏会場「因島市民会館」の前で
Sくんと金関先生
・しまなみジュニアのお友だちの前で
トランプマジックをするSくん。
すぐに仲良くなりました。
・帰りの新幹線で演奏会の日記を!
お疲れさまでした。
よく頑張ったね。
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・季節外れの桜
(因島滞在先)
・瀬戸内の昼の海
・演奏会終了後、夕暮れの景色
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2020.11.16
毎日新聞に活動の様子をご紹介いただきました。先生方はテレビに!!
2020.11.14(土)『毎日新聞』朝刊でご紹介くださいました!実際はモノトーンですが、大きな記事です。
8月の集中レッスンの時にお越しくださった『毎日新聞』社会部(教育ご担当)の三角様が、こんな素敵な記事を書いてくださいました。
7/13に『読売新聞』青木様が書いてくださった記事がきっかけで、その後すぐに取材のお申込みのお電話をいただきました。お電話の時から大変興味を持ってくださり、取材当日は子どもたちを前にはっきりと大きな声でご挨拶、何でも肯定的・積極的なご様子がとても印象的でした。暑い中ご来場くださり、半日かけてのご取材、そして素敵な記事を書いてくださり本当にありがとうございました。
これからもみんなで笑顔溢れるジュニアオーケストラを創っていこうと思います!
これからもみんなで笑顔溢れるジュニアオーケストラを創っていこうと思います!
そして、この時期指導者の先生方もメディアへの露出が重なりました。
放映順に…
放映順に…
金関先生・・・NHK-BSプレミアム『新BSにっぽんの歌(綾部公演)』なんと演歌番組のバックバンドでご出演です。
最初にこのお仕事をいただいた4年前「ボク、演歌知らん~どうしよぉ~」と。
朝7時に新大阪駅集合、専用バスに2時間程揺られ、着いたらすぐに鬼のような数(多い時で40曲)の譜面の山を配られ、即リハーサルが2回続き、お客様を入れて本番!終わればまたバスに揺られて深夜ヘロヘロになって帰宅なのだそうです。
朝7時に新大阪駅集合、専用バスに2時間程揺られ、着いたらすぐに鬼のような数(多い時で40曲)の譜面の山を配られ、即リハーサルが2回続き、お客様を入れて本番!終わればまたバスに揺られて深夜ヘロヘロになって帰宅なのだそうです。
阪先生・・・NHK-Eテレ『クラシック音楽館』常任指揮者を務める山形交響楽団とベートーヴェンの第5交響曲、いわゆる「運命」を。
阪さんのご両親が山形ご出身ということもあり楽団からのオファーを受けられましたが、地域に根差した活動を熱心に展開される純朴で味のあるオーケストラです。筋が通った構築力のある指揮!吹田ジュニアのみんなは阪さんのこの表情からどんな音楽を奏でるでしょう?
井野邉先生・・・同じく、NHK-Eテレ『クラシック音楽館』特別契約主席を務める大阪フィルハーモニー交響楽団でベートーヴェンの交響曲第6番「田園」を。
吹田ジュニアのご指導でもよく聞かれる「他の楽器に耳を〇%預ける」その通り、この箇所は主旋律がクラリネット→ファゴット→フルートと移っていくところをしっかりと目線で捉えておられました。テレビ画面に大きく抜かれていたところでは、アーティキュレーション抜群でした。
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