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吹田ジュニアオケブログ

2021年02月

2021.02.10

良き市民・・・2月の活動記録

 良き市民

 

 「良い市民になるための心構え」「自分の住んでいる地域内での善行を心がけ…」これら、実はボーイスカウトの小学35年生が所属するカブスカウトのチャレンジ章”の活動目標の1つだ。
 
 子どもの頃からガールスカウト活動に親しみ、吹田ジュニアを立ち上げる前はボーイスカウトのデンリーダーを2年間させていただいた。
 今の吹田ジュニアの子どもたちの年代…当時の私にとって学校は決して居心地の良い場所ではなかったが、スカウト活動は唯一の楽しい居場所として大人になっても通じる様々な経験を積ませてもらった。学校という狭い地域を超え、年齢を超え、優秀なスカウトのお姉さんに憧れたり、歳下の妹たちの世話を焼いたり…吹田ジュニアの子どもたちを見ているとそんな自分を思い出す。
 
 このスカウト活動は大人たちのボランティア活動によって成り立っている。普段の仕事以外に、平日の夜に会議を重ね、活動計画を立て、休日返上で下見をすることもある。指導者はスカウト出身の人が多いのだが、皆が口にするのは「昔自分たちがお世話になった恩返しを次の世代にしたい」と。そう、自分たちが平和で安全な子ども時代を過ごし色んな経験を積ませてもらえたのは、他でもない地域で暮らす諸先輩方のおかげなのである。
子育て世代として学校のPTA活動などに参加しても、民生委員や青少年対策委員の方たちが地域で細やかな活動をされていることに気付く。特にこのコロナ禍、高齢世帯をさして年齢の変わらない民生委員さんが自転車でこまめに見回っては扉越しに声を掛けておられたりする。
 
 さて、来たる3/21に記念すべき吹田ジュニアオーケストラ第1回定期演奏会を控えている。しかしながら、開催場所がいまだ決まらない!メイシアターはこの日大きな主催イベントが入っておりホールは使えない。地域のコミュニティホールも抽選日に遠方の仕事が重なったため他団体の予約でほぼ全滅!
 ただ…何かが違うと感じていた。コロナのご時世、ホールにわざわざ足を運んで扉を開けてまで音楽…しかもクラシックを聴く人は果たして何人いるのだろうか?おそらく出演者とその親族に友人という限られた人たちのみ…もちろんそれも大事である。しかしながら、この定期演奏会、吹田市市制施行80周年記念市民企画に採択され活動補助費も市民の税金から捻出される。だからというわけではないが、ただでさえ窮屈な生活を強いられている人たちに偶然に子どもたちの奏でる音楽との出逢いがあり、しばし日常を忘れて酔いしれてもらえたらなぁ…と、あくまでもオープンスペースでの演奏にこだわった。
 もちろん、阪先生も金関先生も大賛成!お二人とも非常に柔軟でスケールが大きいことに助けられる。
 
 そこで、以前吹田母子会さんが運営されている子育てサロン(こちらもやはり地域での支援活動)での金関先生のコンサートでお会いした吹田市長や市会議員さん、以前からお世話になっているメイシアターの館長にもSNSでご相談。
 
 すると、たちまちご連絡が!は、速いっ!こちらの意図を的確に酌みしていくつかの場所をご提案くださり、早速見学や打合せの手配までも整えてくださった。市は未来を担う子どもたちのために、メイシアターはコロナ禍でのプロアーティストの活動支援の一環で、とのこと。ありがたいの一言に尽きる!
 特に今回ご尽力くださったのは、市会議員の泉井ともひろさん(公式HP https://izui-tomohiro.com/)せめて、この場を借りてご紹介させていただきたい。まだ40歳?甘いマスクに高身長、5月のそよ風のような爽やかさ。が、しかし、彼がそこで勝負していないことは明らかで、豊富な情報量と人脈で瞬時に期待以上の支援をしてくださる。のちに、市職員のかたから「よりによって泉井さんにご相談ですか~()」と議員さんの中でも一目置かれていることを知る。
 
 歴史に残るは常に勝者の記録…だが、地味で目立たない仕事に対して心血を注いで利他的に活動されている人たちに敬意を示したい。願わくは、吹田ジュニアオーケストラが子どもたちの伸びやかな居場所の1つとなり、後に将来、彼・彼女らが自分の暮らす地域の良き市民として、自分のために善行を積める人たちに成長してほしい。そのためにはこちらがもっと精進しなくては…目の前に次々と現れる難題に半ば潰されながらも、周囲の人たちの厚意に支えられ乗り越えていく覚悟を新たにす。

下見の様子です♬


 さて、2月に入ってからの吹田ジュニアの活動は、いよいよ来月の定期演奏会に向けての本格練習。イスに座って練習してきたのが本番を想定しての立奏や舞台入り、お辞儀などマナーの練習にも及んでいます。プロでも言えることですが、演奏で仮に失敗したところがあったとしても、どれだけその失敗を引きずらずに次に立て直せるか、あるいは、周囲や客席で何か起きたとしてもいかに自分の演奏に集中するか、精神力も同時に鍛えられますね。たまに金関先生のヴァイオリンとピアノを合わせたりするのですが、独奏と異なり「あれ?!」と思った瞬間に演奏から落ちてしまうことしばしば(苦笑)
 以前初めてピアニストの譜めくりを担当した時、極度の緊張と同時に「なんでこの人たち音楽家はこの職業選択でなければいけなかったのか?」と疑問に思ったものです。
 他にも、関西フィルハーモニー管弦楽団のオーケストラマネージャーをやっていた頃、演奏旅行で9月上旬の学校の体育館で演奏しなければいけない時、プレーヤーの1人が「暑いし汗だくになるから、各自好きなTシャツにスラックスでどうだろう?」と。普段皆の私服を知っているオケマネとしてはいささか不安に感じつつ議論の行方を見守ろうとしていたら、すかさず某プレーヤーが「僕たちは入ってくるところから見られているんだ!やはりキチンとした格好で登場しなければいけない!」と。この方、いつもはどちらかというとその発言に皆から賛同されないことが多く団外にもその評判が知れ渡っているのですが、この時ばかりは(?)素晴らしい!と、後で駆け寄って「あのご意見は素敵でした」とお伝えするとまさかの照れ笑い!以来、何かあれば呼ばれて色々と話してくださるようになったのですが、単純で人がいいのもこの世界の人たちの特徴かもしれません。
 
さて、吹田ジュニアの子どもたちはいかに?「入ってくるところからみんな見られているんだよ」と伝え、どんなパフォーマンスを披露してくれるのか今から楽しみで仕方がない。
小学生クラス・全体・中高生クラスの練習風景です。

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