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吹田ジュニアオケブログ

2020年07月

2020.07.20

第3回目の練習の様子です

 「贅沢なジュニアオケ」

 手前味噌とはまさにこのこと!しかし、指導内容を見てそう感じざるを得ない。
 1つ1つ丁寧に粘り強く表情を付けていくことで、楽譜から飛び出したばかりの二次元の平面図に貼り付いた音符たちが少しずつ立ち上がっては正しい方向に向けられ、長いものは適切に整えられ、強さを持ったものは要のところに、あるいはしなやかさを兼ね備えたものは間を埋める。研ぎ澄まされたもの、丸みをつけられたもの、浮力をもったもの、重力を帯びたもの、推進力をもったもの、逆に引き留めるもの…それらが繋げられて時空間に見事な音楽となって解き放たれる。その様子は、匠による音楽工房とでも言えようか…
 この音楽創りは容赦なく厳しい。しかし、それらは大人から理由なく怒られて恐怖を感じて生まれるものとは次元を異にし、音楽に対する深い理解と敬意、そしてそれを伝えたい指導者の愛情や熱意に満ち溢れている。
 この吹田ジュニアオーケストラではそんな指導が最初から当たり前になされ、子どもたちが素直な感性で応えて、プロさながらの音楽が出来上がっている…そこに贅沢さを感じ、同時に子どもの果てしない可能性を感じる。
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 第3回目のメイン指導者は指揮者の阪 哲朗さん。初回子どもたちとの共通語を探すことに多少苦労?!なさったようでしたが、さすがは百戦錬磨の阪さん!見事に子どもたちに的確に伝わる言葉の引き出しをご用意してこられました。阪さんの是が非でもなんとかしようとする力、論理性や着眼点の鋭さは尊敬に値します。
 この日小学生クラスでは、L.モーツァルト:おもちゃのシンフォニーに出てくるカッコウがどんなイメージかみんなから意見を出してもらう簡単なワークショップから始めました。カッコウって鳴き声こそ知っているものの実際を見たことがない人が大人でも多く、まず色からして「薄い緑」「黄緑」といった意見が多く、それはもしかしてウグイスか?とツッコミを入れたいところ我慢して、聞き出したものをホワイトボードに金関先生が即席で描いたのが写真の絵。
 
指導での表現を少しご紹介しましょう。
各フレーズに表情を付けていきますが、小学生クラスでは
「あめんぼやつばめがスィーッスィーッと動く様子」
「手を洗ってそのまま出てきたような表現はダメ!ちゃんと拭いてくる」
「にわとりが首を前に出して歩くようなのではなく、踊っているような感じで」
「舞曲なので、スコップで掘り返すノラ仕事のようには弾かない」
「勢いよくいくのと転んでいるのは違う」
「みんなしか知らないお話を打ち明けるように弾く」
「答えのないものだから、皆でここどう思う?と話し合い、色々やってみるのもいい。」
 
中高生クラスでは、求められるレベルや伝える言葉も変わり
「筋肉質、硬くならず、風に吹かれている感じ」
「カデンツを押さえていく」
「枝葉のことではなく、どうしてそう書いてあるのか理由を伝える」
「指揮の違いに目を付ける」
「休符をどうやって自分の味方につけるか、一連のものとして捉える」
「前に提示したものと後半はつじつまが合うように」
mfはこの曲ではかなり大きい方。ppのあとにppppがあるから想定して弾く。
 楽譜を右から見ることも大事で、この先にどんな強弱記号が待っているか?
 ゲーム感覚で、次に何のカードを出そうか考えながら弾く」
「楽器を扱うことに必死にならず、音楽を感じることも忘れない」
 
などなど。

ピンときた子どもたちは自分なりに理解して即座に表現に反映させる!
すると、冒頭に述べた豊かな音楽の時間と空間がたちまち共有される。
…なんとも贅沢です。
 
さて、8月は短い夏休みの中でも貴重な3日間連続の弦強化練習です。
小学生クラスは、いよいよ満を持して金関先生のメイン指導です。この先生は小さな子どもたちに不思議な人気があり、どんな指導をされるのか楽しみです。中高生クラスは、突拍子もないお話で大爆笑を買う井野邉先生…こちらも非常に楽しみですね。
 
最後に!
自宅に毎夜飛んでくる天然カブトムシを持参し、親子の心を買収…いや、少年のような姿も見せる(魅せる)阪さん()

2020.07.13

7/13(月) 読売新聞(関西版)夕刊をご覧になられた方へ

2020.07.13 読売新聞(関西版)夕刊をご覧になられました皆さまへ

当楽団に関心をお寄せくださり、ホームページをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
6/28にスタートしたばかりの吹田ジュニアオーケストラでは現在団員を募集しております。
※募集要項はこちら、今年度の練習スケジュールはこちらをご覧ください。
次回、直近の練習日は7/18(土) 小学生クラス13:15~15:15 中高生クラス15:00~17:00となっており、指揮者の阪 哲朗さん、ヴァイオリニストの金関 環さんがご指導の予定です。
通常は体験や見学を随時募集しておりますが、この日は混雑が予想されるため入団をご希望されるお子さんの見学のみ優先的に、下記スケジュールにて募集させてください。
ご見学を希望される方は、当ホームページの「お問い合わせ」より下記をご記入の上お申込みいただくか、オフィス・ムジーク(TEL・FAX:06-7505-2436 )までご連絡ください。なお、7/14(火)は事務所休みにつき、7/13(月)か7/15(木)以降にご連絡いただくか、メール(office-musik@ares.eonet.ne.jp)などでご連絡いただけますと幸いです。

【見学スケジュール】短時間で申し訳ありません。
小学生クラス 
①13:30~13:50
②14:20~14:40
中高生クラス(一部、小学生も可)
③15:30~15:50
④16:20~16:40

・お名前(ふりがな):
・ご希望クラス:
・年齢・学年:
・簡単なヴァイオリン歴:
・ご連絡先:
・メールアドレス:
・ご希望の見学スケジュール(上記①~④をお選びください)

【お願い】
・コロナの状況によっては見学を中止する可能性がございますので、ご了承ください
・子どもたちが練習しておりますので、当日は係の指示に従ってください。見学のかたの写真撮影・録音録画はご遠慮ください。
高校生未満のお子さんは必ず保護者の方もご一緒にお越しください。
各見学スケジュール、10組を先着順で募集いたします。
・ご見学いただいた上でご入団をお決めくださって結構です。
・体験をご希望される方は、8/10・11・12に弦楽指導者による練習がございますので、その時に体験いただけます。

何かご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
生まれたばかりのジュニアオーケストラです。指導陣・スタッフともに子どもたちや保護者の皆さまとコミュニケーションを取りながら、手探りで模索しながら良いオーケストラを創っていけるよう励んでおります。
どうぞよろしくお願いいたします

2020.07.13

7/13(月) 読売新聞(関西版)夕刊に初回練習の様子が掲載されました!

 最初にお話させていただいた時から大変興味を持って取材してくださった読売新聞大阪本社文化部の青木さやかさんが、吹田ジュニアオーケストラのことをこんな素敵な記事に書いてくださいました青木さんご自身も声楽をされるので音楽に対して大変ご理解が深く、またお仕事をしながら子育てもされておられますのでジュニアオーケストラに興味も持ってくださっています。
青木さま、ありがとうございました子どもたちも喜びます!

2020.07.12

第2回目の練習が終わりました!

2回目の練習が行われました。
初回と比べ、ずいぶん落ち着いた雰囲気の中でゆっくり丁寧にお話や笑いを多く交えながら進みました。


 前回慌ただしすぎてできなかった自己紹介をゲーム形式でスタート!「○○(食べ物)が好きな△△さんの隣の、××(やっぱり食べ物)が好きな□□です。」「○○が好きな△△さんの隣の、××が好きな□□さんの隣の☆☆(また食べ物)が好きな◇◇です。」と繋ぎながら少しずつ増えていき、最後の11番目のお友だちは前の10人分のを全部覚えて自己紹介しなければいけませんでした。女子はかわいい!イチゴにブドウ、モモ…パンやビーフシチューも。それに対して男子は、餃子に蒲鉾にチャーハンに漬物など…アテになりそうな食べ物ばかりで、保護者の皆さんも爆笑。和やかな雰囲気です。
 
 さて、今回のメイン指導者はヴィオラ奏者の井野邉 大輔先生です。金関先生はVlaに持ち替えて、主に低音パートを演奏面でアシストしていただきました!
 N響で長年研鑽を積まれ、現在大阪フィルや仙台フィルでVlaセクションを牽引する井野邉先生のご指導は、アンサンブルのエキスパートだけあって、ヴァイオリンを弾く子どもたちにはダイレクトに得るものが多かったように思います。特に、アンサンブルの作り方は興味深く、ベースラインの掴み方やリズムの感じ方、遅れた時の対処法、与えられた音の中で相手が弓を返す気配を感じながら自分の次の音に移るタイミングを図る…など、耳の使い方や自分以外の奏者を尊重する点も強調されていました。「自分の世界に入り過ぎない」という言葉も指導中何度か聞かれました。
1つのフレーズを弾くだけでも気を付けるべき点が沢山あり、プロの演奏レベルの高さや様々な配慮に驚かされます。
 井野邉先生には首尾一貫して、音楽だけでなく周囲に対する愛情、気配りが感じられますが、そういう姿勢は舞台に立つ一人の「人」としても見習う点がたくさんありますね。
 
 子どもたちにはやはり前回同様あっという間の2時間だったようですが、指揮者からの指導、弦楽器奏者からの指導があり、阪 哲朗先生も「先生によって違うのもおもしろい点で、答えは1つではない」と仰っているように、色んな角度から演奏行為を捉える必要性を教わったように思います。
 
 第3回目は、再び阪 哲朗先生、そして金関 環先生のご指導です。今日学んだアンサンブルの作り方を身に付けて、少しずつ生かせますように。。。子どもたちの成長を楽しみにしています。
 
 ←門外不出の秘策の奏法を披露して嬉々とする井野邉先生
 

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