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吹田ジュニアオケブログ

2022.08.27

2022.08.27 メイシアターランチタイムコンサート

2022.08.25

2022.08.25 吹田ジュニアオーケストラFacebookよろしくお願いします。

2022.08.25

2022.08.25 夏の宿題

2022.08.25

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2021.02.10

良き市民・・・2月の活動記録

 良き市民

 

 「良い市民になるための心構え」「自分の住んでいる地域内での善行を心がけ…」これら、実はボーイスカウトの小学35年生が所属するカブスカウトのチャレンジ章”の活動目標の1つだ。
 
 子どもの頃からガールスカウト活動に親しみ、吹田ジュニアを立ち上げる前はボーイスカウトのデンリーダーを2年間させていただいた。
 今の吹田ジュニアの子どもたちの年代…当時の私にとって学校は決して居心地の良い場所ではなかったが、スカウト活動は唯一の楽しい居場所として大人になっても通じる様々な経験を積ませてもらった。学校という狭い地域を超え、年齢を超え、優秀なスカウトのお姉さんに憧れたり、歳下の妹たちの世話を焼いたり…吹田ジュニアの子どもたちを見ているとそんな自分を思い出す。
 
 このスカウト活動は大人たちのボランティア活動によって成り立っている。普段の仕事以外に、平日の夜に会議を重ね、活動計画を立て、休日返上で下見をすることもある。指導者はスカウト出身の人が多いのだが、皆が口にするのは「昔自分たちがお世話になった恩返しを次の世代にしたい」と。そう、自分たちが平和で安全な子ども時代を過ごし色んな経験を積ませてもらえたのは、他でもない地域で暮らす諸先輩方のおかげなのである。
子育て世代として学校のPTA活動などに参加しても、民生委員や青少年対策委員の方たちが地域で細やかな活動をされていることに気付く。特にこのコロナ禍、高齢世帯をさして年齢の変わらない民生委員さんが自転車でこまめに見回っては扉越しに声を掛けておられたりする。
 
 さて、来たる3/21に記念すべき吹田ジュニアオーケストラ第1回定期演奏会を控えている。しかしながら、開催場所がいまだ決まらない!メイシアターはこの日大きな主催イベントが入っておりホールは使えない。地域のコミュニティホールも抽選日に遠方の仕事が重なったため他団体の予約でほぼ全滅!
 ただ…何かが違うと感じていた。コロナのご時世、ホールにわざわざ足を運んで扉を開けてまで音楽…しかもクラシックを聴く人は果たして何人いるのだろうか?おそらく出演者とその親族に友人という限られた人たちのみ…もちろんそれも大事である。しかしながら、この定期演奏会、吹田市市制施行80周年記念市民企画に採択され活動補助費も市民の税金から捻出される。だからというわけではないが、ただでさえ窮屈な生活を強いられている人たちに偶然に子どもたちの奏でる音楽との出逢いがあり、しばし日常を忘れて酔いしれてもらえたらなぁ…と、あくまでもオープンスペースでの演奏にこだわった。
 もちろん、阪先生も金関先生も大賛成!お二人とも非常に柔軟でスケールが大きいことに助けられる。
 
 そこで、以前吹田母子会さんが運営されている子育てサロン(こちらもやはり地域での支援活動)での金関先生のコンサートでお会いした吹田市長や市会議員さん、以前からお世話になっているメイシアターの館長にもSNSでご相談。
 
 すると、たちまちご連絡が!は、速いっ!こちらの意図を的確に酌みしていくつかの場所をご提案くださり、早速見学や打合せの手配までも整えてくださった。市は未来を担う子どもたちのために、メイシアターはコロナ禍でのプロアーティストの活動支援の一環で、とのこと。ありがたいの一言に尽きる!
 特に今回ご尽力くださったのは、市会議員の泉井ともひろさん(公式HP https://izui-tomohiro.com/)せめて、この場を借りてご紹介させていただきたい。まだ40歳?甘いマスクに高身長、5月のそよ風のような爽やかさ。が、しかし、彼がそこで勝負していないことは明らかで、豊富な情報量と人脈で瞬時に期待以上の支援をしてくださる。のちに、市職員のかたから「よりによって泉井さんにご相談ですか~()」と議員さんの中でも一目置かれていることを知る。
 
 歴史に残るは常に勝者の記録…だが、地味で目立たない仕事に対して心血を注いで利他的に活動されている人たちに敬意を示したい。願わくは、吹田ジュニアオーケストラが子どもたちの伸びやかな居場所の1つとなり、後に将来、彼・彼女らが自分の暮らす地域の良き市民として、自分のために善行を積める人たちに成長してほしい。そのためにはこちらがもっと精進しなくては…目の前に次々と現れる難題に半ば潰されながらも、周囲の人たちの厚意に支えられ乗り越えていく覚悟を新たにす。

下見の様子です♬


 さて、2月に入ってからの吹田ジュニアの活動は、いよいよ来月の定期演奏会に向けての本格練習。イスに座って練習してきたのが本番を想定しての立奏や舞台入り、お辞儀などマナーの練習にも及んでいます。プロでも言えることですが、演奏で仮に失敗したところがあったとしても、どれだけその失敗を引きずらずに次に立て直せるか、あるいは、周囲や客席で何か起きたとしてもいかに自分の演奏に集中するか、精神力も同時に鍛えられますね。たまに金関先生のヴァイオリンとピアノを合わせたりするのですが、独奏と異なり「あれ?!」と思った瞬間に演奏から落ちてしまうことしばしば(苦笑)
 以前初めてピアニストの譜めくりを担当した時、極度の緊張と同時に「なんでこの人たち音楽家はこの職業選択でなければいけなかったのか?」と疑問に思ったものです。
 他にも、関西フィルハーモニー管弦楽団のオーケストラマネージャーをやっていた頃、演奏旅行で9月上旬の学校の体育館で演奏しなければいけない時、プレーヤーの1人が「暑いし汗だくになるから、各自好きなTシャツにスラックスでどうだろう?」と。普段皆の私服を知っているオケマネとしてはいささか不安に感じつつ議論の行方を見守ろうとしていたら、すかさず某プレーヤーが「僕たちは入ってくるところから見られているんだ!やはりキチンとした格好で登場しなければいけない!」と。この方、いつもはどちらかというとその発言に皆から賛同されないことが多く団外にもその評判が知れ渡っているのですが、この時ばかりは(?)素晴らしい!と、後で駆け寄って「あのご意見は素敵でした」とお伝えするとまさかの照れ笑い!以来、何かあれば呼ばれて色々と話してくださるようになったのですが、単純で人がいいのもこの世界の人たちの特徴かもしれません。
 
さて、吹田ジュニアの子どもたちはいかに?「入ってくるところからみんな見られているんだよ」と伝え、どんなパフォーマンスを披露してくれるのか今から楽しみで仕方がない。
小学生クラス・全体・中高生クラスの練習風景です。

2021.01.31

井野邉 大輔 先生 ありがとうございました♬

 昨年6月の吹田ジュニアオーケストラ始動時からお世話になっていた井野邉先生が、ご本人の都合で来年度のご指導ができなくなり、1/30が最終日となりました。
 
 この日の井野邉先生のテンションは少し高めで、子どもたちの期待度も高まります。10月以来のご指導とあって、この3カ月弱で子どもたちは更にレベルアップ!今やみんな集中してどの子も自信をもって演奏に臨んでいます。そんな姿も見ていただきたく、練習は元気に勢いよく始まりました。
 この先生のご指導は、以前にもこちらのブログに書きましたが徹底的な現場主義ですね。実際の演奏の中でその都度起こりうる注意すべき点を丁寧に解説されます。「ここはチェロがリズムを刻んでいるから、譜面にVcと書いて、ちょうどチェロの先生がおられるので見るようにしましょう」と…子どもたちが一応に鉛筆を手に取るものの「V」って「c」ってどう書くの?特に低学年の子どもたちはまだローマ字も習っていないので、あっ!そっかぁ!と逆にこちらが気付かされます。
 そして、子どもたちの譜面を見て回ると、子ども特有の大きな太字!そして、既に音符の下にバッチリビッシリ書いてある階名!更にそれに重なるように記してある弓順!ご存知な方も多いと思いますが、弦楽器の弓のアップダウンが揃っているのは、その箇所の表現に応じて統一してあるからなんですよね。「V」がアップで、「П」がダウン…これは固定ではなく、奏者によっても、あるいは指揮者の求める表現に応じて現場で容易に変化します。譜面にはそんな情報も書かれています。
 さて…どこに書こうか。小学生のクラスはこういう所もしっかりフォローしなくてはいけません。子育てをされている方ならご経験があると思いますが、子どもが成長していく最中、親自身が自分がその年齢の時どんなふうだっただろうか…普段何を感じ、何をどこまで理解し、何ができて何ができなかっただろうか、と。
 昔、塾講師をやっていた頃、小学6年生に算数の『つるかめ算』なるものを教えなければいけなくて、「はて?つるかめ算って何だったっけ?」…連立方程式を身に付けた今となっては今更『つるかめ算』に戻れず、試しに「みんな、中学になったら習うんだけど、こういう解き方はどうかな?」と苦し紛れに連立方程式を書いてみると「はぁ?まず、xyって何なん?」とすかさずツッコまれ、「じゃぁ、△と□はどうだろう?代数って言うんだけど~」「はぁ?ますます分からんわ!」と容赦のないツッコミに「へぇ、へぇ、申し訳ございません。では、ツルの足は何本?カメは?」と過去の記憶を呼び起こす…こっちの方が難しい。
 でも、それがその子どもたちの脳の発達段階で、ここを指導者が理解していないと伝わることも伝わらない残念な結果になってしまいます。指導者陣で共有し、各先生対策を練って対応に当たってくださいます。

 さて、話も脱線したところで、この時期保護者の中では衣装委員会を立ち上げ、来たる3/21の第1回定期演奏会の衣装の相談をしていました。事前にアンケートをとり、かわいいイラストを描いてくれたSちゃんのをご紹介!アンケートは当たり前に10人いれば10人それぞれの考えがあり、意見を集約するのは難航しました。保護者のNさんがお知り合いの業者にお尋ねくださり、KさんTさんMさんがいろいろなデザインを考えてくださり、Kさんが商品化のアイデアまで出してくださったり…3人寄れば文殊の知恵で短時間のうちに様々な案が出てきました。

 井野邉先生の最終日、前回の練習時にみんなからメッセージをもらい、集合写真も撮って色紙とプレゼントをお渡ししました。先生に対する感謝と愛に溢れていて美しいです!そして、小さいながらも演奏家らしく、音楽でそれぞれの気持ちを表現し贈ろうとしたところ、井野邉先生もヴィオラを手に一緒に奏でます。

一部、その様子をアップしております。
井野邉大輔先生に贈る演奏・・・吹田市プロモーション楽曲 葉加瀬太郎:Home Suita Home

短い間でしたが、興味深いご指導をありがとうございました。今後益々のご活躍を、吹田ジュニアオケ一同お祈りいたしております。

2021.01.23

ラジオ収録に初参加

地域と繋がり、いろんな体験のできる場に

 
1/23 冷たい雨の降る朝、大阪梅田の某所でラジオの収録がありました。
 
 11月上旬に届いた1通のメール…吹田ジュニアと同じく、吹田で「市制施行80周年記念市民企画」に採択された吹田プログラミング教室の方からで、『吹田こども大使』というのを企画していて、吹田ジュニアオーケストラさんも『吹田子ども音楽大使』になってアピールしませんか?とのお誘いでした。
 この吹田プログラミング教室の水上さんは、子どもたちが自分の住んでいる地域に関心を持ち、吹田を良くするため地元の魅力を発信することに、普段のお仕事とは別に、静かな情熱をもって一所懸命に取り組んでおられ、今回地元のFM千里83.7MHzに吹田市市制80周年記念番組「吹田こどもニュース」枠を作られました。
 
 
そこに私たち吹田ジュニアは、3月の定期演奏会に向けて練習している葉加瀬太郎さん作曲の吹田プロモーション楽曲「Home Suita Home」を録音して持ち込み、スタジオには団を代表し
て金関先生、小学5年生のMさん、小学2年生のRさんが参加してくれました。積極的にいろんなことにチャレンジするのは素敵ですね。

 予めいただいた放送原稿をもとに、自己紹介や将来の夢などを30秒という短い時間に凝縮して、すらすら噛まずにマイクに向かって話します。上手い!ここでは普段のオケの練習時に見られないMさんの快活な姿が見られ、とても嬉しくなりました。途中まで考えて、本番どうする
だろう?と思っていたRさんもこちらの心配をよそに落ち着いて話します。
 一方、金関先生は事務局から託された原稿を代読!コンサートでも流暢にお話されるのが、ヒトの原稿では‟読まされている感”半端ない!
とはいえ、ほぼほぼ1発取りで収録終了!スタジオに入ることも珍しいければ、ラジオに出演なんて貴重な経験をさせていただき感謝いたします。
 
 さて、お正月明けの1/4、阪さんの練習日に録音した葉加瀬太郎氏の「Home Suita Home」…まだまだ上達の余地を残しながらみんなで頑張りました。何かイベントがあるごとにだんだん結束力ができているように感じます。この日も緊張した面持ちで、みんなベストを尽くしたように思います。放送が今からとても楽しみです!
 
放送は、FM千里83.7MHz  2/3()17:0017:30
インターネットのサイマルラジオでどこからでも聞けます。
 
☆吹田こども大使検定 3/20() オンラインで受けられます。
 
編集後記:後日ラジオを拝聴!頑張って録音したみんなの演奏はとても微笑ましく「頑張れー!頑張れー!」とエールを贈りたくなりました。MさんとRさんの自己紹介は流れに乗ってやはりとてもキレイにまとまっていました。金関先生、膨大な情報量を制限時間内で読んでくださり、ありがとうございました!

2020.11.24

しまなみジュニアオケの定期に参加 ♪

楽器を奏でられる幸せ・仲間がいる喜び

11月23日(月・祝)広島県尾道市で活動する「しまなみジュニアオーケストラ」の第4回定期演奏会に吹田ジュニアオーケストラから3名のメンバーが参加させていただきました。数年前から金関先生が指導者の1人として関わっておられることから実現した音楽交流で、吹田ジュニアオーケストラは実はこの「しまなみジュニア」やゴールデンウイークに開催される「しまなみ音楽学校」の姿に魅了されてできた団体でもあります。それゆえに、毎回刺激を受けること、学ぶべきことがいっぱい。

 今回の定期演奏会は、母体であるしまなみジュニアの子どもたちが、楽器を持って間もない年少のお友だちからコンマス・コンミスを務める高1のお兄さん、お姉さんまで総勢24名、そこにOBや姉妹オケの広島ジュニアオーケストラ、そして、吹田ジュニア、大人の演奏協力者に加え、地元尾道学園音楽部から弦のみならず管打楽器も加わり総勢70名程のフルオーケストラになり、前半は弦楽アンサンブルでパッヘルベル『カノン』やコンサート会場である因島にちなんで『みかんの花咲く丘』レスピーギの『リュートのための古風な舞曲とアリア』から“イタリアーナ” “シチリアーナ”などを、後半は金関先生の指揮&フルオケでビゼーの『カルメン組曲』より抜粋で演奏しました。
 曲想も手伝いフルオケになると圧巻で、前半のしっとりした雰囲気から後半は冒頭からの大サウンドに舞台も客席も興奮と緊張の渦に巻かれます。今回初参加だった小3のSくん親子…お母様のHさんは前半の『みかんの花咲く丘』が鳴り出した瞬間、涙が止まらなかったそうです。
 親は普段の練習にヤイヤイ言いながら付き合い、本番になると舞台に送り出したあとはもう何もできず、あとは子どもに任せるしかないのですよね。ちゃんと弾けるだろうか、シャツが出ていないだろうか、舞台上で足をブラブラさせないだろうか、譜面落としたり入場する時にコケたり…色々考えすぎて不安しかないのですが、子どもって凄い!周りに助けてもらいながらいつの間にか舞台マナーまで身に付けて必死に真剣に演奏する…そんな姿に胸が締め付けられ自然と涙が流れます。子どもの大きな成長を一番強く感じられる瞬間ではないでしょうか。
 このしまなみジュニアオーケストラはとにかく雰囲気が良く、指導者の小島ファミリーをはじめ、保護者の皆さんの積極的で温かい運営、子どもたちのフレンドリーな様子、しまなみ海道のロケーション全てが理想的な雰囲気を醸し出します。若手指導者の小島燎さん(彼の演奏は完璧!素晴らしいっ!)がこの定期に寄せられたエッセイの中に、

~ しまなみジュニアでは、演奏家として世界をまたにかけて活躍するような人材を育てよう、というようなことは第一には考えておりません。楽器の演奏技術の優劣ではなく、集まることの喜び、上手でなくてもいいからお互いのいいところを出し合う、足りないところは補い合う、困難にぶつかったらみんなで協力する、そんなチームプレイの素晴らしさを少しでも合奏を通じてわかってくれたらな、と思っております。 ~

と綴っておられます。
 今回吹田ジュニアのメンバーも参加させていただき一緒に演奏させていただいたことは彼・彼女たちにとっては他に代えられない経験で、楽器を奏でられるということは、どこに行ってもこんなに素晴らしい可能性に満ちていることを本当に羨ましく思います!

しまなみジュニアの素敵な皆さま、今回も仲間に入れてくれて本当にありがとう!!!

 晩秋の夕日と紅葉に色付くしまなみ海道をあとに、息子よ…この環境や経験がどんなに贅沢なことなのか分かってる?!もっとちゃんと練習してよね!…純粋な感動から日常生活に早くも引き戻され毒づいてしまう一母親なのでした。


定期演奏会の様子がNHK広島で放送されたり、中国新聞に載ったそうです♪
ンフレットに「吹田ジュニアオーケストラ」と書いてくださいました。Thanks !
本番の朝、ホール前の海辺で練習をするIちゃんとSくん。向こうではおじさんたちが当たり前に釣りを。
しまなみならではの絵になる風景に感動!
・演奏会場「因島市民会館」の前で
 Sくんと金関先生
・しまなみジュニアのお友だちの前で
 トランプマジックをするSくん。
 すぐに仲良くなりました。
帰りの新幹線で演奏会の日記を!
 お疲れさまでした。
 よく頑張ったね。
 
・季節外れの桜
 (因島滞在先)
・瀬戸内の昼の海
・演奏会終了後、夕暮れの景色

2020.11.16

毎日新聞に活動の様子をご紹介いただきました。先生方はテレビに!!

2020.11.14(土)『毎日新聞』朝刊でご紹介くださいました!実際はモノトーンですが、大きな記事です。

8月の集中レッスンの時にお越しくださった『毎日新聞』社会部(教育ご担当)の三角様が、こんな素敵な記事を書いてくださいました。
7/13に『読売新聞』青木様が書いてくださった記事がきっかけで、その後すぐに取材のお申込みのお電話をいただきました。お電話の時から大変興味を持ってくださり、取材当日は子どもたちを前にはっきりと大きな声でご挨拶、何でも肯定的・積極的なご様子がとても印象的でした。暑い中ご来場くださり、半日かけてのご取材、そして素敵な記事を書いてくださり本当にありがとうございました。
これからもみんなで笑顔溢れるジュニアオーケストラを創っていこうと思います!


そして、この時期指導者の先生方もメディアへの露出が重なりました。
放映順に…
金関先生・・・NHK-BSプレミアム『新BSにっぽんの歌(綾部公演)』なんと演歌番組のバックバンドでご出演です。
最初にこのお仕事をいただいた4年前「ボク、演歌知らん~どうしよぉ~」と。
朝7時に新大阪駅集合、専用バスに2時間程揺られ、着いたらすぐに鬼のような数(多い時で40曲)の譜面の山を配られ、即リハーサルが2回続き、お客様を入れて本番!終わればまたバスに揺られて深夜ヘロヘロになって帰宅なのだそうです。
阪先生・・・NHK-Eテレ『クラシック音楽館』常任指揮者を務める山形交響楽団とベートーヴェンの第5交響曲、いわゆる「運命」を。
阪さんのご両親が山形ご出身ということもあり楽団からのオファーを受けられましたが、地域に根差した活動を熱心に展開される純朴で味のあるオーケストラです。筋が通った構築力のある指揮!吹田ジュニアのみんなは阪さんのこの表情からどんな音楽を奏でるでしょう?
井野邉先生・・・同じく、NHK-Eテレ『クラシック音楽館』特別契約主席を務める大阪フィルハーモニー交響楽団でベートーヴェンの交響曲第6番「田園」を。
吹田ジュニアのご指導でもよく聞かれる「他の楽器に耳を〇%預ける」その通り、この箇所は主旋律がクラリネット→ファゴット→フルートと移っていくところをしっかりと目線で捉えておられました。テレビ画面に大きく抜かれていたところでは、アーティキュレーション抜群でした。

2020.10.31

10月の練習とHalloweenと・・・

 10月は18日(日)が金関先生のご指導、31日(土)が井野邉先生のご指導でした。先生方もコロナ後演奏活動が徐々に再開し、子どもたちも秋の行事などが復活、みんな少しずつ忙しくなってきました。
 今回も9月に引き続いてチェロ奏者をお呼びし、子どもたちの演奏をしっかりと支えていただきました。
 18日は木村政雄さん!大ベテランの木村さんはご自身も「音登夢」という音楽集団を作られ、子どもたちとミュージカルを作ったりアンサンブルを組んだり活動は多岐に渡られますので、吹田ジュニアにもすぐに溶け込まれます。休憩時間に、金関先生が次週に迫るコンサートの楽曲J.シュトラウスⅡ「こうもり」序曲の練習を始めたら、すぐに反応して粋なセッションが始まり、場内には素敵なウィンナワルツが響きました。プチ贅沢な気分…♬楽器を持っている、楽器を奏でられると、言葉を介さずともこんなふうに普通の空間が魔法をかけたように一瞬でキラキラと変化します。とても素敵なことですね。
 31日は木村さんからご紹介いただいた福田奈央子さんにお越しいただきました。9月の竹中さんの時もそうでしたが、お姉さん的な方が来てくださると雰囲気が和らぎます。子どもたちのペースに合わせて笑顔で一所懸命に何度も弾いてくださる様子は、とても感じがよく嬉しい気分になります。
 疲れはあっても煮詰まることなく、それぞれが融和的な雰囲気を醸し出す吹田ジュニアは居心地が良く平和です。

リズム感とスキーマ

 今回は少し難しいことを書いてみようと思います。
 幼い頃、家にクラシックのレコードが数枚あり、ある日更に名曲選100枚シリーズといった世界のオケや奏者の名演を一堂に集めたレコードを親が購入し、時折その中から自分の気に入った楽曲を覚えるぐらいしつこく聴いて過ごしました。子どもの頃、あるいは学生時代に何度かクラシックコンサートに足を運んだことがありました。が、行くたびに感じる多少の違和感…メロディーの歌い方が自分が聴いているレコードと違う…どうして?と。
 この数カ月、特に「音楽の在り方」「良い音楽とは?」など容易に答えの出ない問いをずっと考え続けていますが、一般的に「良い音楽」と感じる重要なファクターの一つに、その音楽が持つ「リズム感」があると思います。
 金関先生が以前「音楽は言語リズムと密接な関係がある」と仰いとても腑に落ちたのですが、私たち日本語を母語とする人間が西洋音楽を奏でようとすると、リズム感の壁に必ずぶつかります。
 少し地域限定の極端な例を挙げると
標準語の「なにをやっているんだ!おい」は、大阪弁では「なにやってんねん、こらっ(巻き舌)」で「や」に強拍がきて、場合によっては「なにやってこらっ」だけでも伝わるという…(笑!もちろん吹田ジュニアではそんな言葉は使いません)。それどころか「なにやっとんねん」の「て」を「と」に置き換えた場合、音程の違いに加え、若干「時制」の違いも感じられます。このように国内ですら地域によって差があり、私たち日本人が外国のネイティブと同じようにその国の言語の発音の仕方やアクセント、ニュアンスの違いを身に付けるのは至難の業です。
 普段CDなどでヨーロッパの演奏を聴いていざ楽譜を見るとその情報量のあまりにも少ないことに愕然としますが、先に述べたアーティキュレーション(強弱やスラー、レガート、スタッカート、滑舌など旋律の歌い方)やそこから伝わるニュアンスの違いなどは音符や記号、音楽用語で説明するには限界があり、楽譜をそのまま見ただけでは到底身に付けられません。
 金関先生がジュリアード音楽院でJ.フックス先生というユダヤ人の師匠から徹底的に教え込まれたのが、まさにこのこと。発音やアクセントだけでなく間合いや謡い、それら全てを口伝で教えられ、そこで求められる“真髄”をきちんと表現できなければ何度も修正させられたそうで、金関先生はその真髄のことを音楽の魂(エスプリ)と呼んでおられます。
 「儲かりまっか?」「ぼちぼちでんなぁ」は親しい間柄のグリーティングであって直訳したらとんでもないことになりますね。その会話に含まれる文化や言葉のリズム、エッセンスを正しく理解してこそ真意が伝わる…楽譜と演奏行為の関係もこれに近いものと思われます。
 では、どうやって身に付けたらいいのか…ヨーロッパの名演とされる録音を何度か聴いて、自分でメロディーを歌ってみて、耳に自然と覚えこませる。少しohren spitzen(注意深く耳を傾ける)ことによって脳の中で“スキーマ”と呼ばれる無意識的知識の枠組みが形成されます。スキーマに従ってリズム感や強弱などが脳内でパターン化されて認知でき、次に同じようなリズムや拍が来た時に脳内で正しく処理できるようになります。阪先生は吹田ジュニアが始まった時からずっと「歌ってみるといいよね」と言い続けておられますが、メロディーを自分で歌ってみることが一番有効かもしれません。
※スキーマとは知識を体制化する枠組みのことで認知心理学の用語、音楽では調性スキーマやリズムスキーマなどがあります。
 さて、10/31の練習では指導担当でない金関先生が来られたかと思えばしばらくしていなくなりました。この日はHalloween!ハロウィンの文化の紹介をして、子どもたちみんなで5回「Trick or treat」と言ったら、ひぃー!怖い!頑張っているみんなにお菓子のプレゼントがありました。

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