吹田ジュニアオケブログ
2020.07.12
第2回目の練習が終わりました!
第2回目の練習が行われました。
初回と比べ、ずいぶん落ち着いた雰囲気の中でゆっくり丁寧にお話や笑いを多く交えながら進みました。
前回慌ただしすぎてできなかった自己紹介をゲーム形式でスタート!「○○(食べ物)が好きな△△さんの隣の、××(やっぱり食べ物)が好きな□□です。」「○○が好きな△△さんの隣の、××が好きな□□さんの隣の☆☆(また食べ物)が好きな◇◇です。」と繋ぎながら少しずつ増えていき、最後の11番目のお友だちは前の10人分のを全部覚えて自己紹介しなければいけませんでした。女子はかわいい!イチゴにブドウ、モモ…パンやビーフシチューも。それに対して男子は、餃子に蒲鉾にチャーハンに漬物など…アテになりそうな食べ物ばかりで、保護者の皆さんも爆笑。和やかな雰囲気です。
さて、今回のメイン指導者はヴィオラ奏者の井野邉 大輔先生です。金関先生はVlaに持ち替えて、主に低音パートを演奏面でアシストしていただきました!
N響で長年研鑽を積まれ、現在大阪フィルや仙台フィルでVlaセクションを牽引する井野邉先生のご指導は、アンサンブルのエキスパートだけあって、ヴァイオリンを弾く子どもたちにはダイレクトに得るものが多かったように思います。特に、アンサンブルの作り方は興味深く、ベースラインの掴み方やリズムの感じ方、遅れた時の対処法、与えられた音の中で相手が弓を返す気配を感じながら自分の次の音に移るタイミングを図る…など、耳の使い方や自分以外の奏者を尊重する点も強調されていました。「自分の世界に入り過ぎない」という言葉も指導中何度か聞かれました。
1つのフレーズを弾くだけでも気を付けるべき点が沢山あり、プロの演奏レベルの高さや様々な配慮に驚かされます。
井野邉先生には首尾一貫して、音楽だけでなく周囲に対する愛情、気配りが感じられますが、そういう姿勢は舞台に立つ一人の「人」としても見習う点がたくさんありますね。
子どもたちにはやはり前回同様あっという間の2時間だったようですが、指揮者からの指導、弦楽器奏者からの指導があり、阪 哲朗先生も「先生によって違うのもおもしろい点で、答えは1つではない」と仰っているように、色んな角度から演奏行為を捉える必要性を教わったように思います。
第3回目は、再び阪 哲朗先生、そして金関 環先生のご指導です。今日学んだアンサンブルの作り方を身に付けて、少しずつ生かせますように。。。子どもたちの成長を楽しみにしています。
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